坊主になったみぃちゃんへ。 みぃちゃん、君がしたことは、多くのファンを裏切る結果になった。 それは変えがたい事実だ。 僕だってショックだった。 一晩中声をあげて泣いて、意識を失って、気が付いたときには鼻血が出ていた。 あとなぜか奥歯が欠けてた。 握手会で感じたみぃちゃんの掌の温もりが全て偽りのものだったと知り、みぃちゃんに対する憎しみと怒りと悲しみがふつふつと沸いてきて、また声をあげて泣いた。 でもね、みぃちゃんが動画の中で深々と頭を下げたとき、僕は美しい花札を連想してしまった。 そこで初めて僕は気付いた。 僕の心が、血管が、全身が、本能でみぃちゃんを愛してるんだ、と。 どんなに蔑まれようと、僕はみぃちゃんを見捨てない。 だって本能がみぃちゃんを求めているから。 僕の今世での運命というやつは、どうやら峯岸みなみから離れられないらしい。やれやれ。