> 2005/11/13 (日) 15:21:35 ◆ ▼ ◇ [qwerty]> > ん?
> > 税金払ってないのが問題じゃなくて、納税しなければならないのに払わないのが問題ってことか?
> > だったらほとんどのNEETは収入が控除額より少ないので別に払ってないのは問題じゃないってことになると思うが?
> だから勤労の義務を放棄してる件についてはどう釈明するつもりよ
◆三大義務、つづく。「子どもに教育を受けさせる義務」の対象となる[国民」と
いう概念が、一般性を欠いているのではないか、というのが前回の疑問でしたが、
今回、首をかしげてみたいのは「勤労の義務」。だって、こんなの大きなお世話で
しょう。働かないと「国民」にカウントしてもらえないわけ?◆と思って、岩波ジ
ュニア新書の杉原泰雄著『新版憲法読本』をひもといてみると、「しかし、それは
勤労の能力をもちながらも勤労する気持ちをもっていない人に勤労を強制すること
(強制労働)まで認めているわけではありません」とある。私有財産制と職業選択
の自由によって、勤労の放棄の自由を認めている、というわけだ。じゃあ、この義
務が何を意味しているかというと、「勤労の能力をもちながら勤労する気持ちをも
っていない人については、国に生活や就職の保障をする義務がないということを意
味することになります」。つまり、福祉の適用範囲を定める根拠として、勤労の義
務は設定されているのである。◆なるほど、「国が面倒をみない人」を定めるのは
たしかに難しい。下手をすると、フリーライダー(ただ乗り)問題で手をつけられ
ないことになる。「勤労の義務」は福祉抑制の一手だったのか。
参考:2005/11/13(日)15時18分57秒