「お父さん・・・好きなの・・・」 私は一瞬ドキッとしたが、いつものおねだりする時の冗談だと思い 「はいはい、パパも好きだよ」 と言いかけた。しかしいつもとは様子が違っていた・・・窺うような目つき。 「違うの!その・・・」「!」 私はもう何も言わなかった。ひょいと抱っこすると寝室まで運んだ 以前抱っこしたときよりわずかに重くなったなと思いながら。 続く