いつもの牛丼屋に入る。 「大盛りと味噌汁、タマゴ」。 不細工な中国語人店員が片言で注文を伝え、30秒も経たぬうちに丼が出てくる。 反対側のカウンターを見ると、髪の薄くなったサラリーマンが 携帯電話を見ながらニヤニヤ笑っている タマゴに醤油を入れかき回し、七味と紅生姜を牛丼にかける 何も考えない、メシが出てきたら条件反射でかき回して掻きこむだけだ。 「アリガトーゴザイマシタ ゴヒャクハチジュエンニナリマス」 茶で口を濯いで外に出る。