2005/11/18 (金) 01:55:15        [qwerty]
まだ言わないで 呪文めいたその言葉
愛なんて 羽のように軽い 囁いて
パパより優しいテノールで 奪う覚悟があるのならば
百万の薔薇のベッドに 埋もれ見る夢よりも
香しく私は生きてるの どうすれば醜いものが
はびこったこの世界 汚れずに羽ばたいて行けるのか
一人繭の中学び続けても 水晶の星空は遠すぎるの
まだ触れないでその震える指先は
花盗人の甘いためらい 触れてもいいこの深い胸の奥にまで
とどく自信があるならば
白馬の王子様なんて信じてるわけじゃない

ひび割れたガラスケースに 飾られた純潔は
滅び行く天使達の心臓 
また明日も目覚めるたびに 百年の時を知る
眠れない魂のいばら姫
食い込む冠 一雫の血に
ああ今が真実と 思い知るの
まだ行かないで 月明かりの結界で 過ちに気づいてしまいそう
安らかなぬくもりに抱かれ壊れたい
私は罪の子なのでしょうか
そっとこぼれて来る涙の意味さえわからない

もう言わないで 呪文めいたその言葉 
愛なんて 鎖のように重い 囁いて
パパより優しいテノールで どんな覚悟も出来るならば

さぁ誓ってよ その震える唇で
蜜を摘む 狩人のときめき さらっていい
この深い胸の奥底を 射抜く勇気があるのならば
貴方捕まえたらけして逃がさないようにして