> 2013/08/19 (月) 23:15:54 ◆ ▼ ◇ [qwerty]> > 花火大会の終わったあとの耳の痛みと煙い空気。
> > 嫌いじゃあない――本当の花火大会だったなら――
> > 今日の花火は、俺の心の中でだけ上がって。
> > そして終わった。
> > そのイベントは突如発生した。
> > 2年間ずっと見ていた女の子が居た。
> > 見た目が可愛くて。
> > それで興味のスイッチが入って。
> > 知りたくて声を聴いたら可愛くて。
> > 声を聴きたくて話を聞いているうちに
> > 性格も良い娘だと知った頃には
> > 僕の心には彼女が焼き付けられていた。
> > 消そうと思っても消せない懸想。
> > だが俺という人間はどうにも思い切りが悪い。
> > 「どうせ俺なんて」
> > 「万一嫌われてしまったら、もうあの声すら聞けない生活になる」
> > 負の思考だけが俺の弱い心を引っ掻くが、
> > そこに焼き付けられた彼女は何故か消えなかった。
> > そして2年。
> > そして今日、彼女が退社するという事実を知った。
> > まさか。何があった――さては、人員整理か――。
> > 理由なんてどうでも良かった。
> > 事実だけが重要だった。
> > もうじき彼女が俺の目の前から居なくなる、という事実。
> > 「耐えられるのか?」
> > 「いいや」
> > 「言えるのか?」
> > 「いいや」
> > 「言わずにいたら、彼女は永遠に俺のところに来ないぞ」
> > 「けど」
> > 頭の中で会議が踊る。
> > そして――やはり言おう――と結論が出た時には退社時刻後だった。
> > やむなく、電話をする事にした。
> > 電話帳のメモリーを探る指が震える。
> > 喉も落ち着かない。
> > PLLLLL…PLLLLL…
> > 「あ……あの……」
> > 数分後、冷静になって話を振り返った時、
> > 思い出せたのは「彼女が誰かのものになる」という事実だった。
> > 退社理由は寿退社だったのだ。
> > 多分言祝いだとは思うのだが、きちんと言えたのだろうか。
> > 一気に燃え上がらざるをえなかった俺の心。
> > そして、燃え尽きた俺の思い。
> > 今は――祭りの後の寂しさに身を委ねて。
> 長文UZEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE(;´Д`)
(;´Д`)
参考:2013/08/19(月)23時14分47秒