2005/11/30 (水) 02:47:50        [qwerty]
広島市安芸区の小学1年の女児(7)が下校中に殺害された事件で、広島県警捜査本部
は29日、現場近くに住むペルー人、ヤギ・カルロス容疑者(30)について殺人、死
体遺棄容疑で逮捕状を取り、指名手配した。捜査本部は、捜査員を現場に大量に投入し
て徹底的なローラー捜査を展開し、数人の不審人物が浮上し、詰めの捜査を進めていた
。女児が段ボール箱に詰められて住宅地に放置される異常な事件は、発生から1週間を
経過して重大な局面を迎えた。

 女児が最後に目撃された今月22日午後0時45分ごろ、遺体発見現場近くの通学路
で下校児童らを見つめる30歳前後の男が目撃され、カルロス容疑者だったことがわか
った。男はチョコレートを食べていたといい、目撃が犯行時間帯に近接していたことか
ら重要証言とみて調べていた。

 証言によると、男は室内用スリッパをはき、道路脇の石垣の上に座りながら前かがみ
の姿勢で児童を見続けていた。女児の遺体が入った段ボール箱には、チョコの包み紙が
残っていた。
 これまでの調べによると、女児は22日午後0時35分ごろ下校。同3時ごろ、空き
地で段ボール箱に制服姿のまま横向きに押し込まれた状態で見つかった。首を絞められ
ており、窒息死していた。女児のランドセルも同日夜、段ボール箱の発見現場から東に
約500メートルのコンビニエンス店駐車場の茂みで発見された。紙製のごみ袋に入れ
て、目立たないように置かれていた。
 遺体発見現場やランドセルの発見場所、最後に目撃された地点がいずれも直線距離で
約500メートルの範囲に集中していることや、女児の足取りが途絶えてから遺体発見
まで短時間だったことなどから、捜査本部は現場付近に生活圏を持つ人物の犯行の可能
性が高いと判断。捜査員を現場周辺に大量に投入し、不審人物の洗い出しを進め、カル
ロス容疑者が浮上した。
 発見現場は入り組んだ路地で、車1台が通れる幅であることなどから、捜査本部は、
地区外の人物が遺棄したと考えるのは不自然と判断。死亡推定時間は同1~2時で、女
e児は最後に目撃された直後に殺害されたとみられる。
(毎日新聞) - 11月30日1時43分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051130-00000005-mai-soci