父のためを思えば。 俺は、どんな任務もこなしてきた。 王の側近にまで上りつめた騎士の俺を、 父は誇りだと言ってくれた。 だが、ある日を境に異変が起きた。 王の命令で密書を運んだ日から後、 あらぬ噂で俺が城、そして街にいられなくなるまで、 そう時間はかからなかった。 ほとぼりが冷めた頃、 置いてきた父が気がかりで街に戻ったが・・・ 酒場に行くと、同じ釜の飯を食らった一人、ギュンターがいた。 俺のことを覚えていたようだが、 俺を臆病者と罵り、ここは男が集まる場所だ。帰れ。 と言って俺を殴った。