『すみません。重複チェック必要です』 「でしょうね」ぼくはブラウザを閉じ、Eclipseのアイコンをダブルクリックした。「わかりました。やってみます」 『どれぐらいでできますか?』 ぼくは時計を見た。21時42分。 「30分ぐらいですかね」 『わかりました。お待ちしています。他の準備は全部終わっていて、これだけなんですよ』 電話を切ったぼくは、給湯室に駆け込み、ポットに残っていたお湯でインスタント コーヒーを淹れた。それを手に自席に戻り、ポキポキと指を鳴らして準備をする。そ うこうしているうちにEclipseが起動した。 -- 起動遅すぎだろ