「だから今日は午前中いっぱい」 ミノリの言葉に、セララもトウヤも緊張する。 「だらだらごろごろとしていましょう」 しかし、そんな緊張もミノリの台詞の後半で、一挙に砕けてしまう。 「ミス・ミノリ。キミはふざけているのかッ?」 声に怒気を含ませて膝立ちになるルンデルハウス。金髪のハンサムだけあって、 性格はともかく、こうやって怒りを露わにすると相当に迫力があり、ミノリは内心で少し怯えてしまう。