2005/12/04 (日) 14:34:45        [qwerty]
宮崎県日向市が来季の東北楽天二軍キャンプ受け入れ拒否 球団対応に失望 

プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスが、二軍のみの春季キャンプを日向市に打診し、 
市側が受け入れを拒否していたことが二日分かった。市側は、近鉄同様に楽天の一軍キャンプ 
定着を目指してきたが、度重なる要請にもかかわらず、直前までキャンプ開催の可否を示さない 
球団の不誠実な対応に失望。「もう振り回されたくない」と決別宣言をした格好だ。 

同球団は、同市での春季キャンプについて、継続か撤退かを明らかにしなかったため、 
市と楽天イーグルス日向支援の会(河野豊会長)は七、九月の二回、仙台市の球団を訪問。 
日向開催を要請したが「まだ決まっていない」と返事を先延ばしにされていた。 

球団からの打診は、同市での秋季キャンプ中の十一月十五日。「春季キャンプは二軍のみで 
実施する」と市に伝えられた。一軍キャンプを期待していた黒木健二市長は同会メンバーと 
受け入れについて協議。「待たされた上にいきなりの変更で誠意を感じない」「二軍だけでは 
経済効果は薄く、誘致活動の意味も薄れる」などの理由で断ることを決めた。 

市は、球団から正式に要請があった十一月三十日、受け入れ拒否を電話で伝えた。球団幹部は 
「誘致活動をしながら断るのはおかしい。一軍も二軍も変わらないはずだ」と答え、物別れに 
終わったという。しかし、球団は同日、二軍春季キャンプを同市で行うと発表した。一軍は 
沖縄県久米島で約一カ月間の予定。 

一方、キャンプ予定地のお倉ケ浜総合公園野球場は、既に複数の大学野球部の予約で埋まり、 
同球団の日程を組み込める余地がない状況。黒木市長は「球団には何度も足を運んでいたのに 
非常に残念。今後もプロ球団や大学野球の誘致に努める」と話し、“楽天流”の対応に反発 
している。同市の二軍春季キャンプ拒否に対し、球団広報部は「何も答えられない」 
と話している。