2014/08/14 (木) 18:26:26        [qwerty]
GDPは普通、前期比で表すわけですが、この場合、「駆け込み需要と反動減」が出たときは、変化率がマイナスで強めになるんです。
第3四半期から消費増税が行われて、需要が20億円分、前期にずれ込んだと仮定しましょう。
第3四半期はGDPが80億円に減るが、第4四半期には元通り100億円に戻ると考える。この場合、実額ベースのGDPは下記のようになる。


 	Ⅰ	Ⅱ	Ⅲ	Ⅳ
GDP実額	100億円	120億円	80億円	100億円
変化率	0%	+20%	▲33.3%	+25%


この▲33.3%を見て、「すわ、何事ぞ!」と思うかもしれませんが、第4四半期になってみると
ちゃんと元のさやに戻っていることになります。需要の先食いをやってしまったときは、
プラスよりもマイナスの方が強く出る、というのは覚えておいて損はありません。