突然のモンスターの来襲によって、主人公のセリオス王子の 父である国王が亡くなった。そのときセリオスはたった10歳。 そこで、側近だったアクダムが、セリオスが16歳になるまで摂政 として政治を司ることになった。 そして、セリオスはエルアスタの町で、武術や呪文の勉強に励むのであった。 平和すぎて退屈な日々であるけれど、セリオスは元気に育ち、 あっという間に16歳の誕生日まであと2か月となった。 ルディアの城に戻ってきたセリオス王子。ここには、母のフェリシアが王子の帰りを待って いてくれるのだ。 だが、待っていたのは摂政のアクダムだった。セリオス王子が16歳になるその日まで、王子 に代わって政治を司るのが役目であるのに、なんと 「あすは、わしがこの国の国王となるめでたき日なのである」 と豪語するではないか。 そう言って王子をいきなり牢屋に閉じこめてしまう。 こういうことって、もしかしたら襄切りというのではないだろうか。