2005/04/12 (火) 17:21:02 ◆ ▼ ◇ [qwerty]SUMMER編は 幽閉からの脱出 → 柳也達との生活 → 母からの使命の継承、死別
という道筋だった。で、ここからちょっとトンデモ入るんだが
観鈴はその時間の流れを逆に思い出しているわけだ。
そこで根拠はないけどこれを機械的に現代に逆に当てはめ、
母からの使命の継承、死別 → 往人との生活 → 脱出(何から?)
といった感じで話が進んでるとする。
赤子の頃に観鈴は母親から呪いと使命を受け継いだ。
1話冒頭と最終話の「我が子よ・・・幸せな記憶を」って語りだな。
観鈴はその事を往人や晴子に隠していたか、無意識に察していた。
滅んだ種族である恐竜への同情に、滅び行く種族である翼人の
転生である自覚が見られる。
脱出だけど、観鈴が浜辺の子供を見送る場面で、ゲームでは
確かそらが「あの子供達は自分にない能力を持っている」みたいな事を
思ってた。最後の最後に子供に視点が移動(転生した?)し
「この海岸線の向こうに行く」と言う。これは物理的な物言い以外に
呪詛からの「脱出」と考えられるのではないだろうか。
主人公とヒロインという存在が、この町の中に封じ込められ
物語を生きねばならない「呪詛」を受けている。
呪詛からの脱出は町からの脱出であり、町から脱出するには
主人公とヒロインであることを止めなければならない。
AIR編は、エロゲ主人公とヒロインという「物語=呪詛」への
決別である。
というか思い返せばDREAM編OPの「さようなら」に既に不吉な香りがしてるな・・・