定年間際のおひとりさま女性、吉田美枝子さん(57)は、 「親世代の老後生活を見て、定年後も今の賃金と同程度の年金がもらえるなら、のんびり過ごしながら、 時々は趣味のゴルフも楽しめると思っていました。でも、最近はじめて『ねんきん定期便』を見て、 そんな生活は無理だとわかった。それ以前に、この年金額では、どうやって暮らせばいいのかすら、見当がつきません」と顔を曇らせる。