2015年7月26日、韓国のテレビ局YTNによると、海軍の誘導弾高速艦で76ミリ砲の誤射事故が発生し、 水兵1人が死亡した。 忠清南道泰安沖を航行中の海軍ファン・ドヒョン鑑で76ミリ砲弾1発が突然発射され、デッキにいた 1等兵の頭に直撃した。水原亜洲大病院に緊急搬送され治療を受けていたが、170日以上生死の境を さまよった末、17日未明に21歳の短い生涯を終えた。 事故当日、ファン・ドヒョン鑑は艦砲装填装置が故障したため海上射撃訓練を中止し、平澤港に 寄航中だった。ファン・ドヒョン鑑に搭載されていた76ミリ砲は昨年10月にも西海NLL(北方限界線)での 南北交戦で故障を起こしており、構造的な問題を抱えていた。これを受け、海軍は誘導弾高速艦10隻に 設置されていた76ミリ砲をすべて改良していた。 ファン・ドヒョン鑑は02年に第2延坪海戦で北方限界線を警備中、北朝鮮軍警備艇の奇襲で戦死した ファン・ドヒョン軍曹の名前にちなんで命名された。