逮捕された慶応大法科大学院生、小番一騎(こつがい・いっき)容疑者(24)は、 犯行直後には、無料通信アプリLINE(ライン)に“懺悔”のメッセージを残していたことも判明、心境を友人らに打ち明けていた。 《大変なことをしてしまった。先に(大学院を)辞めれば良かったが、時間がなかったのでみんなに迷惑をかけることになる。申し訳ない》 仲間らは当初、メッセージの意味が分からなかったというが、昼ごろニュースが報じられると、騒然となった。 事件による同級生らへの影響を危惧していたとみられるが、ある学生は「覚悟のようなものを感じた」と話す。 法科大学院の同級生の多くは、小番容疑者が結婚していたことも知らず、プライベートの付き合いは少なかったという。 それでも、小番容疑者への信頼は厚い。 「温厚な性格で、怒ったところは見たことがない。誰に対しても気さくに話しかけるので、 女性の友達も多かった。よほどのことがあったのではないか」と、ある同級生は語る。