環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉参加12カ国が5日大筋合意した内容をめぐり、 米議会で通商問題を担当する上院財政委員会のハッチ委員長(共和党)は5日、 「今回の合意はひどく不十分なようだ」とする声明を発表した。 TPPの発効には、米議会の承認が不可欠。米議会上下両院で過半数を占める共和党幹部で、 TPP推進派のハッチ氏が不満を表明したことで、TPPが発効できるかどうか不透明になる可能性がある。 ハッチ氏は声明で「TPPは米国民のためのものでなければならない」と述べた。