2015/12/16 (水) 19:47:05 ◆ ▼ ◇ [qwerty]筆者が知る限り、エコノミストで軽減税率の導入に賛成している人は誰もいない。
ところが世論調査を見ると、いつも賛成が反対を上回っている。経済学は庶民感覚に勝てないのである。
例えば毎日食べるものだから、お米だけは軽減税率の対象にするとしよう。その場合、
お米が売れて食パンが売れなくなる。だったら食パンも税率 8%にすべきだろうか。
するとクロワッサンはどうなるのか。結局、「線引き」ができなくなる。あれもこれもと
対象を広げていくと、それだけ税収に穴が開くことになる。
しかもこの制度を入れると、高所得者ほど得をするので、経済格差が広がってしまう。
2%の差がつくことで、納税する商店業者の手間も増えてしまう。どう考えても、
この制度を導入することは間違っている。
ただし、今後消費税率が 20%くらいに上昇することが事前に分かっているのであれば話は違ってくる。
今のうちに日用品は低く、そうでないものは高く、税率を 2 段階に分けておくのは合理的な考え方である。
だが、それを言い出したらほとんどの人は、「聞いてないよ!」と言って怒り出すのではないだろうか。