2006/01/08 (日) 20:49:52        [qwerty]
我、久遠の絆絶たんと欲すれば
言の葉は業魔の剣と化し汝を討つだろう

闇の深遠にて重苦にもがき蠢く雷よ
彼の者に、驟雨の如く撃ち付けよ

其は、汝が為の同郷なり
我は唱歌を盛って饗宴の贄と捧げよう

天の風鈴が凪がれ堕ちる其の旋律
凄惨にして相互なる雷

我は命ずる
世は悠久の刻、妖饗の賛歌を混濁たる瞳で見続けよ

恒例の刻来たりて声集う時
心の眷属、幾千が放つ漆黒の炎

我焦がれ、誘うは消熱への儀式
其に捧げるは厭帝の抱擁

我招く無音の衝裂に慈悲は無く
汝にあまねく厄を逃れる術も無し

汝は知るだろう
幾何なりし封縛、いかなる訃音を告げるものか