阪神「もう、いいよね」 六位「ん? なにがや?」 阪神「わたし、がんばったよね」 六位「なに、言うてんるんや?ペナント終了までまだあるで手、抜いたらあかんで」 六位「阪神やったら、出来る。もっと頑張れる。優勝までいける」 阪神「…もうゴール、していいよね」 阪神「後、三勝、そこまで辿り着いたら、もうゴールしていいよね」 六位「そか、もう疲れたか」 六位「よし、優勝したら、甲子園に帰ってビールかけでもして、遊ぼか」 阪神「ううん…わたしのゴールずっと目指してきたゴール」 六位「…は?わからへん。阪神がなんのこと言うてるか、うち、わからへん」 阪神「わたし、がんばったから、もういいよね、休んでも…いいよね」 阪神「には…は…」 六位「え…あんた…まさか…負けたんか?ほんまは…負けたんか?」 阪神「……」 六位「嘘や…嘘や、言うてや…これからあんた…元気になって行くんやろ?」 六位「悪い夢は終わったはずやろ…?せやろ…?な、阪神…嘘や言うてや、阪神」