西住ちゃーん買うよね~ 会長は目を覚ました ここは暗く寒い場所だ 手と足の指を動かす よかった まだ五体満足だ 西住ちゃん…か… 思い出す 彼女と一緒に戦車で駆け戦い勝利を喜びを分かちあったあの頃を 笑いかければ彼女も笑い返してくれたあの頃を どうして…こんなことになっちゃったのかな… 覚醒した身体が冷気と痛みに震える 会長は目を閉じて眠ろうとした 苦痛から逃れるために 幸せなことにすぐに意識は闇に包まれた 彼女の笑顔を思い出すことはできなかった