イスラエルのシャロン首相が脳出血で倒れた後に開かれた8日の閣議で、オルメルト首 相代行が紹介した各国のお見舞いの言葉から、小泉首相が送ったメッセージが抜け落ちて いたことがわかった。日本大使館の指摘を受けた首相府は10日、ホームぺージ上で訂正 した。 小泉首相は、シャロン氏の入院直後にオルメルト首相代行にあてて見舞状を出した。 8日の閣議に関する首相府の声明によると、オルメルト首相代行はお見舞いのメッセー ジを送ってきた計18カ国・地域の名前を紹介したが、小泉首相のメッセージを忘れた。 日本大使館の水内龍太公使によると、首相府は「単純なミスだった」と釈明。ホームペ ージで訂正し、閣議の声明の最後に括弧の中で「日本の首相からオルメルト首相代行にあ ててシャロン氏の早期回復を祈る書簡が送られた」と追加された。