あるところにカイとゲルダという子どもがいた。2人はとても仲良しだった が、ある日、悪魔の作った鏡の欠片がカイの目と心臓に刺さり、カイの性格が 一変してしまう。その後のある雪の日、カイは一人で雪ぞりで遊んでいて、そ のまま雪の女王に連れ去られる。 春になると、ゲルダはカイを探しに出かけた。太陽や花、動物の声に耳を傾 け、ゲルダは旅を続ける。途中で、王子と王女の助けにより、馬車を得るがそ れが元で山賊に襲われる。あわや殺されそうなところで、山賊の娘に救われた ゲルダは、娘が可愛がっていた鳩に、カイは北の方に行ったと教えられる。山 賊の娘のトナカイに送られ、ゲルダはとうとう雪の女王の庭にたどり着く。 カイを見つけたゲルダは、涙を流して喜び、その涙はカイの心に突き刺さった 鏡の欠片を溶かし、カイは元の優しさを取り戻す。2人は手を取り合って故郷 に帰る。