今回の東京地検特捜部の捜査を一般家庭にあてはめてみれば、 ことの重大さがわかる。若い男女が無灯火の自転車で二人乗りした 道路交通法違反の容疑で、複数の警察官が家宅捜査の礼状を持って 一般家庭に押しかけてきた。自宅のみならず、親元、親戚、勤務先まで、 あらゆるところを調べる。貯金通帳とか、書類とか、手帳とかを差し 押さえていく。そして後日、家人の別件の事件につながる容疑を固めていく。こんな乱暴な捜査が許されていいはずがない。東京地検特捜部の捜索はこれに類似したものだ。