2006/01/25 (水) 17:05:18 ◆ ▼ ◇ [qwerty]妹「兄様、もうすぐ兄様の誕生日ですね」
兄「そうですね」
妹「何か兄様が欲しいものはありますか」
兄「権力です」
妹「他の答えを考えてください」
兄「それはどうしてですか」
妹「なぜならばこの質問は私が兄様に何を貢ぐべきかを探るためのものだからです。
従ってその回答は私が与えられるようなものに限定してもらいたいのです。」
兄「私の欲求の原理は権力、財産、そして性欲です」
妹「知っています」
兄「現金では駄目なのですか」
妹「断固拒否します。これは私の信念に関わる問題です」
兄「では残る答えは一つですね。他の可能性は在り得ません。
私の性欲を満たす何かを与えるのです」
妹「しかしそれは不可能です」
兄「いいえ、そんな事はありません。私はあなたに好意を抱いています」
妹「私もです」
兄「それは素晴らしい」
妹「いえ、私が言いたいのは自分の家族に好意を抱くのは当たり前という事です。
ここでいう兄様の私に対する好意とはどの程度のものを指すのですか」
兄「もし好意という感情が順序の公理を満たすならば
あなたは私が好意を抱く人間全体の極大の元と言えます」
妹「よろしい、ならば私は先の宣言を撤回し、私が兄様の性欲を満たす事について、
その不可能性の判断を保留する事にします」
兄「良い判断です」
妹「しかし、具体的な方法論が伴わねばその意思は空しいものとなりましょう。
私はどうすればいいのですか。全裸体を晒せばよいのですか。」
兄「それはあまりにも即物的な考えですね。単に肉体を求めるならあなたでなくとも良い」
妹「ではどうすればよいのですか」
兄「考察しなさい」