2006/01/27 (金) 18:38:10        [qwerty]
満員のさいたまスーパーアリーナ。ケビン・ランデルマンvs後藤達俊。

「アンタと同じニュージャパンプロレスのオハルーってヤツとファイトした事があるよ
 えらく弱っちかった事と肌が真っ白だった事くらいしか覚えてないがねハハッ
 アイツは元気かい?アンタはオハルーより強いのかい?」

ランデルマンの問いかけには答えず、目を合わす事も無く。
レフェリーチェックを受ける後藤。顔はどこか穏やかだ。

「…日本のファイターは、まず英語を習ってからリングに上がるべきだわな」
コーナーに下がり開始を待つランデルマン。顔はまだにやけたままだ。

ゴングが鳴った。互いのコーナーから歩み寄って行く両者。
タックルに移ろうとランデルマンが息を吸ったのと観客のざわめきはほぼ同時であった。
ごく自然に、後藤がランデルマンの後ろに回って居た。

「猿、三つだけ教えてやる」
流暢な英語が聞こえたのが先なのか、体をホールドされたのが先なのか
ランデルマンは長い一瞬の中で考えた。次に後藤への抵抗を試みた。

「一つ、奴は俺の一番信頼していた後輩だ
 二つ、奴の名前はオハルーではなくオバラだ」
抵抗を続けたままのランデルマンの体がUの字を描くと
あとは残像を残してマットに突き刺さるだけだった。

「三つ、俺の勝ちだ」 (⌒∇⌒ゞ)

いやoharaだろ(;´Д`)