>  2006/02/02 (木) 05:17:08        [qwerty]
> > 改良してどっか賞にでも送るよ(;´Д`)もし通ったらお知らせするから
> 頼むよ、おまえの作品が読みたいんだ(;´Д`)いますぐに

 夕暮れ時になると、生い茂った木に遠い日があたって濃い影が出来る。
 細い細い山道は、その赤と黒とに包まれて何やら心細い位に美しかった。
 そのなかを、小僧は飛ぶように駈けてゆく。
 弾んだ息が早い秋の寒さに呼応するように白く濁っている。
 足に結んだ真新しいわらじが足に馴染まずに煩わしかった。
 風に散った紅葉の葉を踏む音も、今日ばかりは何やらせかされているようで耳障りだった。
 そうして走っている間にも、日は山の向こうにどんどんと沈んで行く。
 約束の刻限まではもうあとほんの少ししかなかった。
 日が沈むまでに行かねばならない。どうしても日が沈むまでに。
 小僧はその頬を真っ赤に染めながら走り続けた。
 そして走りながらずっと悔やんだ。
 なぜもっと早く出なかったのだろうかと。
 なぜ言い付けを守らなかったのだろうと。

これで許してくんなせ(;´Д`)始めの数行だけ 

参考:2006/02/02(木)04時49分04秒