2006/02/07 (火) 03:38:00 ◆ ▼ ◇ [qwerty]批判本の発行に端を発しネット上での
と学会会長でありSF作家の山本弘とその取り巻きvs空想科学研究所所長柳田理科雄のファン
の論争にはもの凄く醒めた目で見ていた
俺は空想科学読本、と学会関連本、山本弘の個人著作
全て好きで読んでいる
言論での批判という行為を始めて知ったような柳田信徒と
山本弘の批判を機に悔い改めたと次々名乗り出る山本信徒が被って見えた
柳田理科雄が設定資料無視するのもわざわざ笑いの取れる方向へ考証を持って行くのも芸風として読んでる人間は知ってると思いこんでた
空想科学読本は小学生の理科の応用で手に取った誰でも理解できるような易しさと
柳田理科雄の「自分で取り上げておいてツッコミ入れていじめる」と言う笑いの要素が受け入れられベストセラーになったんだと思ってる
と学会本と似ていると言われるまでどこか似てる要素を孕んでるのには気付きもしなかった
柳田氏が笑えるよう考えた仮説を考証するのと
他人が主張する変なもの集めて笑う
っていうのは全く違うスタンスであることは自明であるし
実際空想科学読本は理科の知識を使った思考遊びで
学術的な資料価値は存在しないと思ってた(孫引きは別だけど)
だから山本弘の批判本での指摘は正しいのだが
それはプロレスは事前に勝ち負けが決まってると偉そうに言ってるようなものに見えた
なぜ両読者の論争がここまでヒートアップするか分らなかったのだ
山本弘は典型的なオタク体質なので設定資料を無視するという態度に腹を立ててるのは想像し易いんだが…
確か空想科学読本がトンデモ本にノミネートされた記憶はないのでウォッチャーとしてではなく純粋な怒りの反論なんだろう
そんなこんな山本氏側のBBSを見てたら
批判本を読んで顔から火が出る思いだった今まで間違っていたのに気付かないで居た自分が恥ずかしい
空想科学読本は数式などが登場しいかにも頭の良さそうな本に見えてしまうのが売れてしまう原因だろう
というような主旨の書き込みを見て何か真実が分ったような気がした(;´Д`)
柳田読者もと学会本読者も基本的に笑えるからとか興味深いものを取り扱ってるから
ではなく「頭が良くなったような気がするから」それぞれを支持してる“信者”が多いのだろう…
と学会メンバーで超常現象の懐疑論者として否定文章を大量に書いてる皆神龍太郎氏と
日本の超常現象研究家としては最も博識と言える一人の志水一夫は
再び熱を帯びたアポロ11号の月面着陸は偽装であるというムーンホークス論を否定した「人類の月面着陸はあったんだ論―と学会レポート」で
自分で資料を調べて結論を出すというごく当たり前の論理的行動を繰り返し推奨してる
確かにアポロ11号の月面着陸を立証する証拠はNASAのサイトを訪れるだけで大量に入手できる
現にオカルト懐疑論を扱ったウェブサイトでもと学会本丸写しと言えるものは決して少なくない
と学会発足メンバー藤倉珊は自らがオカルト懐疑論者代表のような扱いを受けたのを後悔し
オカルト批判本である「カルト資本主義」をトンデモ認定していた