2006/02/12 (日) 05:58:51        [qwerty]
県教委は10日、県内の小中高校生を対象に本年度実施した学力実態調査の結果を公表した。
小学5年の算数で、小数と整数の足し算「1・4+3」の正答率は前年度を9・9ポイント下回る
45・9%。足すべき位を間違え、「1・7」(正解は4・4)と答えてしまう児童が44・2%に達した。

現行の学習指導要領で、小数と整数の足し算は小学4年で学ぶ。県教委は「(2002年度の)
指導要領改定で算数の教科書から、3を3・0とする表記がほとんどなくなり、学校でも教えなく
なっているせいではないか」と分析している。

03、04年度に5年生を対象に行った「1・2+5」の足し算の正答率はそれぞれ56・6%、55・8%と、
徐々に低下。「1・7」(正解は6・2)とする誤答率は04年度が37・9%で、本年度はさらに6ポイント
余り増えたことになる。

一方、小学4年が対象の2けた同士の掛け算「80×40」の正答率は、2000年度は66・9%だったが、
指導要領改訂後の03年度は48・2%と悪化。その後は04年度56・9%、本年度63・8%と向上している。

http://www.shinmai.co.jp/news/20060211/mm060211sha4022.htm