2006/02/18 (土) 21:13:29        [qwerty]
しかし、夜中に排尿をしくじった父の行動は不安行動そのものだ。ひとりで濡れものを脱ぎ、部屋のすみなどに丸めてしまう。また、スーツなどと並べてハンガー
にかけているときもある。そこらあたりにあるものを手当たり次第に着込む。も
ともと、痴呆が進んでからは着るものがめちゃくちゃになってきていたが、真夏
だと言うのに自分のカジュアルシャツ5枚以上を着込んで、汗だくになっている
ときもある。スラックスの上に新しい下着(白のステテコ)をはいているときも
ある。私の洗濯物だって、父の目に付くところに整理しておくとえらい目にあう。

サイズが合わないのも気にせずに、着込んでしまうのだ。「お父さん、それ、窮
屈でしょ、ゆったりしたのに着替えましょう。」といって、私のサマーセーター
を脱いでもらうのだが、伸びてしまっていないか心配だ。時には私のオーバーニ
ーのハイソックスをはいていたこともある。(お父さん、なんだか可愛いね。)
それらものを着込んで、洋室または食堂でごそごそしていて、寝室に戻ろうとし
ない。テーブルの上にあるもの・棚の中にあるものをいじくりまわしている。