このラテン語訳はすべて鎖をつけて施錠していただきたい。これを読む者はその内容を決し
て漏らさず、これを知る者は、かくも大なる重荷を担うに適さない無知な者に、断じてその存
在を明かさないようにしていただきたい。神と天使の御前で願うらくは、本書に記されたこと
を実践しようとする者は、その魂が地獄に落とされんことを。かくも恐ろしい冒涜の行為に手
を染める誘惑に駆られるだけでも、既に呪われているからである。かような者は赤熱する石炭
で目をつぶし、亜麻の糸で唇を縫いあわせるのがよい。アダムの子らが口にすべきではなく、
口をもたず、星のあいだの闇に棲むものどものみが発すべき、忘れ去られた言語で本書に記さ
れた言葉は、声に出して読むべきではないからである。
オラウス・ウォルミウス 紀元一二二八年