>  2006/03/03 (金) 21:26:26        [qwerty]
> > 先行試写があったようだがさほど盛り上がってる噂が聞こえないのが気になる(;´Д`)
> マジで?(;´Д`)朝一で並ぼうと思ってたのに

―シャアの有名なシーンがあっさりカットされていたのですが……

富野 そこは、意識的に落としています。
人の情で繋いでいくという劇構成にして
いるから、理屈はいらないんですよね。
それが大衆娯楽映画として正しい姿だと思っています。

―20年まえの「Z」と新訳「Z」で得たものは、決定的に違うと思われますが、何
が最大の差異ですか?

富野 作品に表れているとおりで、ネガティブに終わらせていたものは、
つぎのポテンシャルを与えてくれないけれども、ポジティブにすることで、
つぎがあるかもしれないと思えることです。
「リーンの翼」の最終話を、何度書き直しても納得できず、
すごく落ち込んでいたんですけど、
「とにかく、やってみせなくてはいけない」
というモチベーションを与えてくれたのがこの新訳3部作です。
一生懸命やれば、少しはなんとかなるらしい、
ということを自分の仕事と作品をとおして教えられましたね。

―その感触や手ごたえは「ターンエーガンダム」のときとは異なりますか?

富野 全然違います。「ターンエー」は、物語の中だけで納得していて、
理詰めなんです。
つまり、頭だけの理解で終わっていて、体感するまでいっていないんです。
新訳「Z」と「リーンの翼」は、体感に落とせて、
自分もやれそうって思えるまで持っていけたと思っています。

―「逆襲のシャア」のリメイクの話も噂されますが、予定はありますか?

富野 やらないと思いますし、僕は断ります。
というのも、僕だけの感触ではなく、Gacktのような世代も、
この新訳3部作で「逆シャア」に辿り着けるね、
という回答を得られたからです。
だから、劇場版でいうと「ファースト」の3部作、「逆シャア」、
そして今回の新訳「Z」3部作が間に入ることで全7部作。
これで完結になるという感触を手に入れることができました。

ZZはやっぱりどんなに振り返ってみたところで駄作なんですね(;´Д`)

参考:2006/03/03(金)21時18分28秒