体は二次元で出来ている 血潮はスクリプトで 心はテキスト 幾たびのアタックチャンスを越えて全敗 ただの一度も彼女はなく、 ただの一度も理解されない。 彼の者は常に独り 伝説の木の下で告白に醉う 故に、生涯に恋愛はなく。 その体は、きっと二次元で出来ていた。 ただ一度の彼女もなく、 ただ一度の性交もなく。 担い手はここに独り、ものみの丘で鈴を鍛つ。 ならば、我が生涯に三次元は不要ず。 その体は、二次元の絵で出来ていた。