2006/03/20 (月) 15:16:47        [qwerty]
「そっか……やっぱり嫌だったんだね、口移しなんて……」
「……えっ」
「ごめんね、フェイトちゃん。フェイトちゃんの気持ち、全然考えてあげれなくて……」
「……そ、そんな」
「いいよ、フェイトちゃん、何も言わなくても。もうこんなこと、二度としないから……」
「……ぁ」
「じゃあ、一本ずつ飲もっか」
「……な、なのは」
「ふふっ、どうしたの? フェイトちゃん」
「えと……その……、嫌じゃない……から」
「嫌じゃない?」
「うん……なのはに、ね……その……ポーション飲ませてもらうの……嫌い、じゃないよ?」
「そっか……でも、『嫌いじゃない』だけだよね……。フェイトちゃんに無理させちゃうのは、わたし嫌だなぁ……」
「やっ、ち、ちがうの、なのは! 『嫌いじゃない』じゃなくて、その……す、すすす好きだから!」
「……ほんとに?」
「う、うん! なのはに口移しされるの、すごくドキドキして……私、好き……大好きだから……その……」
「フェイトちゃん……」
「だからね……えっと……なのはが良ければ……して、欲しい……な」
「……よかった」
「……えっ」
「やっと、言ってくれたね、ホントの気持ち」
「な、なのは……?」
「でも、わたしも嬉しいよ……。これからは、たくさんしてあげるからね……」
「そんな……ず、ずるいよ、誘導尋問なんて……」
「んーん、ずるくないよ、フェイトちゃん。だって、本当の気持ち言ってくれないフェイトちゃんが悪いんだもん」
「うぅ……」
「……それとも、やっぱり、しなくていい?」
「……やっ、その……し、して……ほしい」
「あはっ、わたし、素直なフェイトちゃん……好きだよ」
「な、なのは……」

「「……んっ」」