2006/03/24 (金) 16:34:52        [qwerty]
日本人が知っている「現代の」アメリカ――豊かで自由で文化的な先進国というイメージは、
東海岸、カリフォルニア、それにシカゴについてのものなのだ。 

しかし、それはアメリカ全体から見ると、ほんの一部に過ぎないのだ。 
それ以外の赤、黄、緑の州は、日本人があまり行かない地域であり、巨大な田舎である。 
人口のほとんどは農家や工場労働者などブルーカラーである。 
彼らの一世帯の収入は三万ドル(3百万円)以下。 
そこでは、おそろしいことに成人の4人に1人以上が自分の名前ていどしか読み書きができない。 
そう言うと「貧しい黒人やメキシコ移民だろう」と思うかもしれないが、文盲の5割近くはアメリカ生まれの白人である。 

つまり先進国だと思われているアメリカは内部に無知で貧しい「白い土人」という巨大な第三世界を抱えているのだ。