2006/03/28 (火) 00:52:36        [qwerty]
「カラーギャング」 この聞きなれない言葉が現れたのは1997年であった。

場所は埼玉県東武東上線沿いの一帯 赤あるいは青一色の服装・帽子・バンダナ姿
の異様な集団が駅や繁華街・公園にたむろし強盗・恐喝などの犯罪 そして赤の
集団は青集団を、青集団は赤集団と抗争をはじめた。 

スタンガン・ナイフに金属バットを持ち歩き、大音量でラップを流しながらワゴンや
キャディラックを乗り回す。 

彼等は「赤ギャン」「青ギャン」と呼ばれ埼玉県の和光・大宮・川口
千葉県の柏などから一気に池袋・新宿歌舞伎町に流れ込んだ。

暴走族でもないし、一昔渋谷にいたチーマーとも違う「ギャング」と呼ばれるこの集団
は特徴があった。 服装を赤や青 あるいは白や黒に統一しアメリカのHIPHOP文化を好み
平気で路上強盗や恐喝など街頭犯罪を繰り返す。 喧嘩の時もスタンガンやナイフなど
凶器を使うのをためらわない。 「ギャング」は最も凶悪な非行集団として知られる
ようになった。 彼等は特定のシンボルカラーを身につけていることから
「カラーギャング」と呼ばれるようになった。

「カラーギャング」が台頭したのは99年であった。 この年※「池袋ウエストゲートパーク」
というドラマが放映され、その影響でギャング集団が池袋に集結 西口公園やサンシャイン
通りはギャングの巣窟となった。 池袋・新宿のギャングは渋谷に流れこみ、同時に
郊外の住宅地にも出没 オヤジ狩りやカップル狩り、レイプなど凶悪犯罪に
次々と手を染めていった。

この「カラーギャング」なる集団はアメリカで犯罪を繰り返すストリートギャング
を真似したものでHIPHOPの影響が非常に強い バギーパンツにNBA選手の服、
バンダナに帽子 「KANI」のジャージ チェックのシャツ 「ギャングスタ」と呼ばれる
ギャング系ラッパーの歌を好み「ハンドサイン」と呼ばれる独特の意思表示サイン
を行う。そして「ギャンググラフティ」として街のいたるところにスプレーで
落書きをする。 まさにアメリカのギャングそのもののスタイルだ。