俺「おいしっかりしろよ、こんな所で座り込むなんて!」 俺「もう立てなくなっちまうぞ、いいのか?それで」 俺「いいじゃないか、こんなに疲れてこんなにお腹が空いて こんなに眠いんだ、少しくらい休む権利があるはずだ」 俺「そうだ眠るがいい、俺が見ててやる。だからさみしくはないだろう?」 俺「そうだ、お前はいつだってさみしくなんかなかった。俺たちがいたから」 俺「父親が死んでからだって、お前はひとりぼっちじゃなかった。俺たちが居たから」 俺「さみしくなんかなかった」 俺「一人ぼっちじゃなかった。俺たちが居たから」 俺「今だってさみしくはない」 俺「そうだ、お前はさみしくなんかない」 俺「見ていてやるよ、見ていてやるよ」 俺「俺たちが見ていてやるよ」 俺「だから、お眠りお眠り」 俺「お眠り」