> 2006/04/28 (金) 18:23:59 ◆ ▼ ◇ [qwerty]> > そういう奴らの声が大きいから目立つだけで古き良きオタクだってまだ残ってるさ
> 古き良きオタクってどんなのよ
どうも一般の人は、ただ単にアニメや特撮やゲームが好きな人間を「オタク」
と思っているようだ。しかしその手のものがどんなに好きであっても、それだ
けの人は「オタク」とは言えない。それは単なる「ファン」だ。「ファン」が
「オタク」になるためには、天文学的な経済的、時間的、知性的投資を必要と
する。
たとえば、どんなに「魔法陣グルグル」が好きで毎週見ていても、その行為
はファンの行為でしかない。それが、全話CMカットして録画したり、挿入歌
CDを買ったり、アニメ雑誌のグルグルの記事を丸暗記したり、関連商品を買
い占めし始めるとオタクへ一歩踏み出したといえる。
ただしこれは一歩間違えば単なるコレクターやマニアになってしまう。
グルグルを、類似作品、たとえば「赤ずきんチャチャ」や「レイアース」と
比較し始めたり、スタッフクレジットをチェックし始めたりすると、オタクに
リーチがかかったといえる。
そして、彼の頭の中の知識が熟成して友達に彼なりのグルグル論・アニメ
論・演出論を語り始めたときが、彼のオタクとしての第一歩なのだ。その論が
いかに幼稚で、聞いたようなものであろうと、今までの見て楽しむだけ、集め
たり研究するだけの彼とは明らかに一線を画する行為である。そして、彼が他
の人をうならせる為だけに、人の見ないマイナーな番組や古い番組をチェック
し始めたり、中世魔導書の研究のためにヨーロッパの城塞都市に取材に行った
り、グルグルのパロディマンガやグルグル論を同人誌に書き始めたら、彼はオ
タクとして立派に成長し始めたといえる。才能だけではオタクにはなれない。
努力と精進が門を開ける鍵である。
オタクとはこのように「オタクの定義だけでも3時間喋る奴」の別名でもあ
る。
参考:2006/04/28(金)18時16分36秒