亭で出会った青年に昔の自分を見た石岡は、 ついに長い低迷の闇を抜けて甦ります。ぼくは二十年苦しんだ。 眠れなくて、辛い夜を幾晩泣いたかしれない。 だからぼくも、今君をとめなくてはならない、 君を犯罪者にするわけにはいかない。