3回の裏を無事に10点以内に抑え俺はベンチに戻った ベンチに座るなり古泉が俺のほうに寄ってくる 古泉「さっきの話のつづきですが…」 キョン「顔が近いぞ、なんだ」 古泉「ボールを追いかける姿が素敵でしたよ、キョン君……」 キョン「気色の悪いこと言うな、キョン君と呼ぶな、顔が近いんだよ顔が」 古泉「そんなこと言って本当は照れているのでしょう……?」 いつもの古泉スマイルが俺の顔にどんどん近づいてくる 俺が顔を少し前にだせば唇と唇とが触れ合うほどの距離だった 相手が誰であれこんな状況で緊張しない奴などいないだろう そして相手が朝比奈さんだったら俺は即座に接吻を交わしていたことだろう しかーし!相手は古泉一樹(♂)だ それなのに俺は動けなくなった、そして頬がどんどん紅潮して いくのが自分でも分かった キョン「ん……んなわけねえだろ………………」