2006/06/04 (日) 18:38:42 ◆ ▼ ◇ [qwerty]http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20060208207.html
ジョブズCEOを英雄視する人たちの謎
同僚のリアンダー・カーニー記者は先月末
米アップルコンピュータ社のスティーブ・
ジョブズ最高経営責任者(CEO)と米マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長を比較し、
慈善活動に関して言えばジョブズCEOはゲイツ会長にはるかに及ばないという内容のコラム
(日本語版記事)を書き、これに異議を唱える大勢の読者からメッタ切りにされた(日本語版記事)。
私自身は、このコラムの内容には別に興味はない。
自由市場で搾取を行なっている人間なんてどれも似たり寄ったりだ。良心の呵責から、
あるいは金の力で天国へ行くために、自分の資産をどれだけ投げ出そうが、本質は変わらない。
それより私は、あなたがた読者のことが気になる。
あなたがたに見られる盲目的な英雄崇拝の傾向が気になる。いったいどうなっているのだ?
あなたがたがどんな人間か、自分でわかっているだろう。
『マックワールド・エキスポ』には毎年欠かさず参加し、ジョブズCEOの基調講演を聞くために、前日からテントを張って列の先頭に並ぶ。
そして、偉大なジョブズCEOの言葉を一語一句聞き逃さず、「天才だ」「神だ」といった言葉が口から自然と出てくる。そんな人だ。
まったく、『グレイトフル・デッド』のジェリー・ガルシアを崇拝する『デッドヘッズ』たちでもそこまで盲目ではない。