ザクロ ザクロ科ザクロ属 イラン、アフガニスタン、西パキスタンに野生し、そこではアナルとい う。日本には平安朝に入っていたと考えられる。広く観賞用または薬 用に栽培される落葉高木。若い枝は4稜あり短枝の先は刺となる。葉 は、通常対生し、長楕円形で、長さ2~5cm。花は6月頃咲く。果実は 球形で先に宿存する。がくが突き出し、熟すと不規則に裂けて種子が 現れる。種子の外皮は淡紅色で甘酸っぱい液を含み、食べられる。根 は条虫(とうちゅう)の駆除に用いた。【冬虫とは体にいる寄生虫のこと】