ボヘミアの川よ モルダウよ
過ぎし日のごと 今もなお
水清く青き モルダウよ
わが故郷を 流れ行く
若人さざめく その岸辺
緑濃き丘に 年ふりし
古城は 立ち
若き群れを 守りたり
ボヘミアの川よ モルダウよ
わが故郷を 流れ行く

ボヘミヤ平野を とわに
青くうるおし ゆるやかに
流れる川こそ とわに
わがふるさとの 誇るもの
流れる川こそ 麗しき
我らがいのちの モルダウよ
水清き 川の流れ 懐かしや
ボヘミヤ平野を とわに
青くうるおし ゆるやかに
流れる川こそ とわに
わがふるさとの 誇るもの
わがふるさとの 誇るもの

なつかしき河よ モルダウの
清き流れは わが心
美しき河よ モルダウの
青きみなもは 今もなお
流れに優しく 陽は注ぎ
さざなみはいつも 歌うたい
岩にあたり しぶきあげて 渦を巻く
豊かな流れよ モルダウの
広きみなもは 今もなお

わがふるさとのこの河
モルダウよ
わがふるさとのこの河
モルダウよ

みなかみは遠くはるか
豊かなる川 モルダウよ
月影は森を照らし
秋風 岸をそよぎゆく
かりがねの声にこだまして
泡立ち流るる水の音
霧とくだけ はなと散りて
流れゆけ

みなかみ遠きボヘミアの
なつかしの川 モルダウよ