2人の関係の象徴的な場面はブラジル戦終了後だった。たった1人で号泣した 中田英に最後までジーコが近寄ることはなかった。さらに、合宿地ボン滞在の 最終日。最後のミーティングでジーコは 「君たちに何かあったら僕は世界のどこにいても駆けつけるつもり」 と涙をこらえながら訴えたが、中田に向けては一言も発しなかった。