いきなり試合をぶち壊した。 初回1死満塁から三塁線に転がったボテボテのゴロをキャッチすると、本塁へ。 しかし送球は走者の頭に当たる、悪送球だ。 ホームゲッツーの思惑は消えうせ、はねたボールは一塁ベンチまで達し、二塁走者までホームイン。 その間に打者走者は二塁まで進み、その後も遊ゴロの間に1点追加された。 連敗阻止に必死のチームが、開始早々に3失点してしまった。 これだけでは終わらなかった。 2回には赤星に狙い通り三塁前へセーフティーバントを決められ、6回1死一、二塁からの三ゴロも、二塁への送球が高く併殺を取れなかった。 いずれも失点には結びつかなかったが、送球難は明らかだ。9回1死からは遊撃寄りのライナーを横っ跳びしグラブに当ててポロリ。 記録は安打も、何をやってもうまくいかない“ザル守備”状態だった。 6月25日の中日戦でも、一塁へ送球すればチェンジの際に二塁走者をタッチプレーでアウトにしようとして失敗(走塁妨害)したように、 送球イップスなのは間違いなし。