2006/07/09 (日) 07:10:05        [qwerty]
 世界がハルヒを中心にして回り出してからおよそ3ヶ月
の月日が経った。あの頃は小説を買い漁ることに夢中になり
毎週最高画質で録画することだけを目指した。そして、
ひたすらハルヒを楽しんだ。ハルヒは常に傍らにあった。 
 
 ハルヒはどんなときも俺の心の中心にあった。ハルヒは本当に多くのものを
授けてくれた。脆くことの喜び、メガネを取られることの悲しみ、真なる勝利を
願う同士、その都度立ちはばかる試練(オOンジOンジ・アOさらにミOチル)を与えてくれた。
ピーク
最高潮に達して以来、「ハルヒ、好きですか?」と問われても「好きだよ。」
とは素直に言えない自分がいた。世界の全てを取り込み一人歩きを始めた
彼女に大きな感動を覚えながらも、出逢った頃に抱いていた瑞々しい感情は
失われていった。
 
 けれど最後の放送となった7月2日の後、ハルヒを愛して止まない自分が
確かにいることが分かった。自分でも予想してなかったほどに、心の底から込み上げてきた
大きな感情。それは、傷つけないようにと胸の奥に押し込めていたハルヒへの想い。
厚い壁を築くようにして守ってきた気持ちだった。
 
 これまでは、周りのいろんな状況からそれを守るため
ある時はまるで興味の無いかのように無機的に、またある時はあえて
無愛想に振舞った。しかし最後の最後、俺の心に存在した壁は崩れ去り
すべてが一気に溢れだした。 ―そして、思った。
 
 AKIBAのどんな店にもやってきて声を嗄らし全身全霊で応援してきたファン。
うす暗い自分の部屋にいても聞こえてきた「HARUHI」の声援――。
本当にみんながいたからこそ、ここまで盛り上がったんだ、と…。
 
 俺は今回ハルヒの可能性はかなり大きいものと感じていた。
京アニの技術レベルは本当に高く、その上愛もこだわりもある。
ただひとつ残念なのは、初回の出まわりが悪かったこと。
 
キOンのひとりよがりな属性に時には怒鳴り、メガネの重要性を
説くあまり相手を怒らせてしまったこともあった。
正直オレが少しでも何かを伝えることが出来たのか・・ちょっと自信がなかった。
 
けれど今の盛り上がりを見るにつけ、ハルヒをたくさんの人が理解してくれてる
と知った。ハルヒを推す俺の姿勢はまちがってなかったと自信を持って言える。
DVDのリリースはこれから始まる―。旅先の路地で、草むらで誰萌えか
熱いコトバを交わすだろう。子供のままの瑞々しい気持ちをもって――。
 
関わってきた全ての人々、これから盛りあげるみんなに心の底からひとことを。"予約しとけ"