> 2005/05/03 (火) 14:14:29 ◆ ▼ ◇ [qwerty]> > 妖精今いるのかい?
> > だったら今すぐここ閉鎖して死ねよ(´ー`)糞無能
> ( '-')ノ 本当にお前は救いようの無い馬鹿だな!両親が天国で泣いているぞ!
ははっ!何を言ってやがる馬鹿が!
そう思っていた。無能はよっぱらってきなこをぶちまけていればいい。そのときまでは。
青年は東京の大学に受かって、涙しながら背中を見送る両親に振り返ることなく
意気盛んに列車に乗った。ガタリガタリとゆれて都会を目指す列車が懐かしい。
あのあぜ道も、かえるを追いかけた田んぼも、眼を閉じればよみがえるようだ。
そのなかで必死に畑をたがやし、いつも盗まれると笑いながら無人販売所の銭入れを
覗き込む父親の厚く、ひびわれた大きな手が思い出される。
しかし故郷を想ってばかりはいられない。貧乏な家でも大学に行けといってくれた
両親の期待にこたえるためにも、青年はあきらめるわけには行かなかった。
しかし運命とは無常なものである。大学の施設でインターネットに触れ、かつて
ない興奮に包まれた青年は次第に道を踏み外してゆく。仕送りを使い込みパソコンを
購入し、回線を強化し、思いのままに堕ちて行く若者がそこにいた。毎週のよう
に届く両親からの手紙も、いつしか封は閉じたままだ。そうして月日が流れた。
黒板色に彼は書き記した。かつて居た場所を管理する者への罵倒を。いつもの
ように、みらいと記されたそこが消えて生まれた新天地で、同じことをしてし
まった。管理する者は板という鎖にもう縛られてはいないのに、その現実すら
しらず、『みらい』を冠する者に対する悪意をぶちまけた。荒れ狂う獣はもはや
最後の理性すら失っていた。そして千切れかけの鎖は、解けた。
何時ものように郵便が来るはずだった。昼過ぎに腐れた布団から這い出し、のろのろ
と彼が動く。ぎしぎしと床板がなり、ぎぃとさびたポストを開ける。しかし
そこには何もない。唐突に思い出される昨日の言葉。まさか・・・
そんなはずはなかった。しかし彼のかけた電話には誰もでない。連絡をとり
あった田舎の友も、世話になったおばさんの家にも、誰も電話には出なかった
。
しだいに動悸が激しくなってゆく。嫌な汗が止まらない。まさかまさかまさか
まさか、そんな馬鹿な話があってたまるか!
なけなしの金をはたいて新幹線の切符を買い、はるかなる故郷へといざなわれる
青年。車内でよもうと思った本も汗でよれよれになってゆく。仕方がないもう
寝てしまえば良い。しかし眠れない。がたりがたりが耳に障る。そして後ろの
席に座る会社員の会話が聞こえる。
「おい、知ってるか。このニュース。村中の人間が惨殺だとよ」
頭のなかで何かがこときれて、意識を失った。駅についても足取りがおちつかない
ふらふらと歩き、タクシーも使えない財布にいらだつ。
汗だくになってついた村、ありえないほどの静寂と、生臭い臭いの立ち込める故郷
わかっていた。新幹線の中でそれは確信になってしまった。がらりと開けた引き戸の
中に居たのは、四肢を引き裂かれ内蔵をそこかしこにぶちまけられた両親だった。
庭に居たジョンも、首だけが犬小屋に座っていた。
見覚えのない、部屋にあるパソコン。血まみれになった説明書は両親が青年と
連絡を取り合おうと必死になって覚えようとした形跡があった。
見慣れたURLをたたく。ぬるりとした血のついたキーがぺちゃぺちゃと音を
たてて
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> 投稿者: 投稿日:2005/05/04(水)13時50分11秒 ■ ★ ◆
> 妖精今いるのかい?
( 'ー')ノ 両親が天国で泣いていたかい?
参考:2005/05/03(水)13時48分56秒
参考:2005/05/03(火)13時50分11秒