台湾独立志向の陳総統に批判的な中国当局は、今回の不祥事について当初から高い 関心を示した。新華社、人民日報など主流メディアは一斉に詳しく報じた。 だが、中国のメディアを通じて、台湾の立法院(国会)で野党が政府を厳しく追及する様子や、 台湾の最高指導者も自分の家族をかばいきれない事実が詳しく伝えられると、大きな反響を 呼んだ。ネットには「中国では村長の娘婿もこのぐらいのことでは逮捕されない」 「太子党(幹部の子弟)はみなインサイダー取引をやっている」といった書き込みが相次いだ。