2006/08/20 (日) 22:50:21        [qwerty]
夕方のキャンプ場で食事を終えた。 
川の両岸が、別々のキャンプ場になっている場所だ。 
昨年と同じ男がいた。 

たまに行く山で、毎回顔を合わせる人物というのは 
少ないが、確かに居る。 
ごく普通の会社員であれば、週末と連休くらいしか 
山へは行かれないのだ。 
スケジュールが重なったとしても、不思議はない。 

互いに、昨年見た顔だとすぐ気付いた。 

相手の姿を見れば、山歩きが目的ではないとすぐ分かる。 
このキャンプ場が目的地だという格好だ。 

彼は子供の頃から、この時期のキャンプを続けていると 
俺に話した。 
毎年、対岸のキャンプ場に来る女の子が目当てだと言い、 
頭をかいて笑った。 
10年以上にもなるらしい。